TKMデジカメ山歩き 2016/1/27(水)
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金剛山
スタート:水越峠 →
ルート :↑モミジ谷、↓↑ツツジオ谷、↓サネ尾
日本200名山、関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
 
 
湧出岳 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は ( こちらを参照 )
 Ⅰ△1111.89m (金剛山)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
480m  08:03   ① 水越峠 バス停駐車場 1:24 - 1:24   出発時間 06:25 15:35
   09:27~09:33 0:06 ② 第六堰堤(モミジ谷 氷瀑 到着時間 07:45 16:55
0:39 - 2:03  
1125m  10:12~10:17 0:05 金剛山 P1125(葛木神社) 片道距離 44 ㎞ 42 ㎞
0:53 - 2:56  
   11:10~11:18 0:08 ④ 二ノ滝(ツツジオ谷 氷瀑 往復距離 87 ㎞(AVG= - )
0:49 - 3:45  
   12:07~12:55 0:48 ⑤ 国見城址  
0:32 - 4:17 0:32
   13:27   ⑥ ちはや園地  
0:19 - 4:36 0:51
1111m  13:46   湧出岳 △1111.9  
0:06 - 4:42 0:57
   13:52   ⑧ 一ノ鳥居 ASC(総上昇)プロトレック 1100 m
0:51 - 5:36 1:48
   14:43   ⑨ サネ尾(カヤンボ谷)登山口 DSC(総下降) 〃 1140 m
0:40 - 6:13 2:28
   15:23   ⑩ 水越峠 バス停駐車場 総上昇量(GPS) 1134 m
  7:20 1:07   6:13 -     移動距離(GPS) 15.5 ㎞
 
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アプローチ

奈良 → 《R24》 → 《R309》 → 水越トンネル西口 → 水越峠
※ 帰路は部分開通している京奈和道の御所南ICから帰宅


駐車場

水越峠バス停 横の駐車場


ルート

P → 水越峠 → 《ガンドガコバ林道》 → 《モミジ谷》 → 第6堰堤(氷瀑) → 《モミジ谷本流》 → 山上道路出合 → 葛木神社(金剛山) → 国見城址 → 六地蔵 → 《ツツジオ谷 谷ルート》 → 二ノ滝(氷瀑) → 《ツツジオ谷 尾根ルート》 →国見城址 → 《金剛山遊歩道》 → ちはや園地 → 湧出岳 → 一ノ鳥居 → 《ダイトレ》 → 《サネ尾》 → 《ガンドガコバ林道》 → 水越峠 → P


記録

先週末から今週のはじめに西日本は大寒波に見舞われた。25日(月)には沖縄で史上初の雪(みぞれ)が観測されたとの事

その大寒波のさなかの24日(日)に、これだけの冷え込みであれば金剛山の氷瀑も見頃ではないかと、見学に向かった。
相当に冷え込むことは予想されたが、天気予報は曇のマークが並んでいたのみであり、自宅を出るときも変わったとこがなかったので、現地に向かった。

しかし、京阪奈の御所南IC手前ぐらいから雲行きが怪しくなり、白いものが舞い始めた。R309に入り水越トンネルに向かう途中のコンビニに寄ると、吹雪はじめて駐車場のアスファルトの地面を白い雪が這うように舞っていた。
しばらく様子を見ていたが、この分では帰りの道路が心配なので、金剛山を目の前にして撤退することを決断した。


今日は、そのリベンジ
大寒波は一転して、今日から暖かくなるとの天気予報だ。
昨日・一昨日と当方が住むマンションの水路の水たまりには氷が張っていたが、今朝は氷は張っていなかった。 とは云っても、明け方で寒い。

水越トンネルを抜け、旧道に折り返し水越峠に向かとその旧道には積雪や凍結は一切みられなかった。
峠の手前の水越峠バス停の横に駐車する。到着時には1台も停まっていなかったが、準備を終え出発直前に1台駐車場に入って来た。


水越峠から林道に入ると、積もっているほどでもないが林道は入口から暫くは雪で真っ白であった。
しかし日の当たるところは融けて路面が見えていた
林道を詰めて行くと、融けて路面が出ているところはなくなったが、残雪の量は大したことはなく凍結もない。

モミジ谷への入口に付き、アイゼンの装着をしていると、後から駐車場に入って来た人が早くも追い着いてきた。先週もモミジ谷に来たとの事、健脚な人なので先に見送って、後からスタートした

林道からすぐ下のモミジ谷を渡渉し右岸側を高巻き気味に遡り。堰堤を3つ続けて左側(右岸)から越えて行く。山道には多数の踏み跡が雪の上にあった。今日も多くの人が氷瀑見学に訪れているようだ。

その後、渡渉を何度か繰り返しながら進み、第4堰堤も左から越える。そのすぐ先の第5堰堤が見えると下の小さな滝は凍っていた、プチ氷瀑だ。
その第5堰堤は右側から越える。1m位の段差を超えるのだが。ここはいつも苦労する、短い脚をイッパイにあげてギリギリ越える。

第5堰堤の少し先の谷分岐で、右側のモミジ谷本流に進む。
今日は多くの足跡が本流側に向かっていたので迷わなかったが、うっかりすると間違えやすい所だ。もっとも山頂に向かうだけならどちらからでもルートはある。しかし目的の第六堰堤の氷瀑は右の本流側だ。

分岐から少し進むと、前方に第六堰堤が見えてきた。期待通りに氷瀑を形成していた。その氷瀑のモノトーンの景色をカメラに何枚も収める。
第6堰堤は左側から越していくが、急斜面を登り堰堤横まで崖状になっているので要注意の場所だ、だが真横から見る氷瀑もなかなかのものだ。

堰堤の上流からダラダラと遡って行き、ふと気が付くと、目の前に滑滝が現れた、左側にはお助けロープがある。
モミジ谷の本流側に知らずのうちに入っていた。今日はこの本流側から山頂に向かう予定であるが、見過ごした分岐までいったん戻ってみる。
分岐地点で確認すると、雪面上にあるトレースは、両方の谷に等分にある。一般的には右の谷に入り少し先で分岐中央の尾根に取り付き、葛木神社の裏手の巻道に出るのが普通であるが、今日は本流側にも多くの足跡があった。

その本流側から山頂に向かうのは今回が初めてだ。モミジ谷入口で先行した単独さんは、本流側もルートもハッキリしているといわれていた。
その言葉通りに、本流入口近くにある滑滝の横のロープ場以外は踏み跡も多く歩きやすいルートになっていた。
踏み跡とテープの指示に従い谷を離れ、左側に折り返すように尾根に上がり、尾根上を進むと右の前方に灯篭が見えて来た。葛木神社と一ノ鳥居の中間地点だ。

山上の道路に出て、裏参道から葛木神社に向かう。参道下のブナ林から正面に見える葛城山は白いものが一部に見える程度、積雪は余りないようだった。
葛木神社でいつも通り山歩きの無事を祈願し、国見城跡へ。

国見城址ではパンで小腹を満たす。
今日は殆ど無風で気温も低くはなく、又 ここまで真面目に歩いて(それなりに一生懸命に)きたので汗をイッパイかいた。少し汗を含んだ防寒着の下の服を1枚脱ぎ次の目的地の二ノ滝の氷瀑に向かう。
予定では、「タカハタ道」を下り「ツツジオ谷」に登り返すつもりであったが、今日は老化現象からか真面目に歩いた割に山頂到着が遅くなったため、ツツジオ谷に直接向かう事にする。

六地蔵を左に折れ、墓場の先から激坂をツツジオ谷を目指して下る。今日は10本爪を履いているので、アイゼンが良く効き、滑ることはなくガンガン下って、アッと云う間にツツジオ谷に下り立った。
そのツツジオ谷を流れる水の表面は固く凍っており、その上をアイゼンをガリガリ言わしながら気分よく進む。

帰路で歩く予定の、尾根道分岐を右に見てしばらく進むと、今まで気が付かなかった分岐があった。その分岐を左側に下ると、滑滝のように傾斜が緩やかで少し長い滝の下側に出た、これが三ノ滝かな?

その先道なりに進むと、元の道に合流。少し下ると下方向に人の姿が見えてきた、目的の二ノ滝の氷瀑だ。
滝下まで下り、二ノ滝を仰ぎ見ると期待通り氷瀑を形成していた。ただ完全とは言えず3ヶ所ほどが溶けていたのが残念ではあった。
今年もこの氷瀑が見られて満足し、再び山頂に向かう。

二ノ滝から暫く登り返したところで、ふとGPSを見ると、貼っておいた尾根道分岐のウェイポイントを通り過ぎてしまっていた(・・と 勘違い)、慌てて戻る。
しかるにその分岐点がない、GPSをよく確認すると、貼ってあったウェイポイントは尾根分岐ではなく三ノ滝の分岐であった、大チョンボだ。よく考えれば二ノ滝から登り返した距離・時間で判断が出来たのに・・、約 10分 高度差 数十メートルのロスだ。

その間違えた分岐点から、尾根に上がり尾根から山頂に登り返す。この尾根はブナの大木が多く、霧氷が見られれば綺麗な所だが今日は望むべくもなかった。

国見城址に戻ると、ちょうどお昼時で時計前の広場のベンチは満席、少しウロウロしていると食事を終えた人がいたので、その空いたベンチに座りさっそく昼食。今日は無風で冷え込まないとの事だったので 24hスーパーでアルミ鍋ラーメンを購入した来た、いつも通り残り汁でオニギリ雑炊をして、食後にはコーヒーでドーナッツも食べ少しマッタリ。

ユックリと昼食休憩を取ったが、まだ時間に余裕があったので、定番の「ちはや園地」への周回に向かう。
ちはや園地に向かう金剛山遊歩道も霧氷があれば綺麗な所だが、今日の気温ではムリ。しかし雪化粧だけの道もそれなりに綺麗だった。
ちはや園地から湧出岳に向かい一等三角点にタッチし、一ノ鳥居まできて下山道をどの道にするかで迷う。
当初はイシブテ尾根から下山する予定であったが、ここまで来て急にサネ尾からの下山が頭を過る。
結局、登りでしか使ったことのないサネ尾から下山することにした。

一ノ鳥居からダイトレに入り、郵便道を右に見て、しばらく行くと、「これより急な坂道」の看板がある、サネ尾はそこを左に入る。
今日は雪の上にトレースが2~3名分あるので、それを追って行けばよいが、なくても一本道の尾根なのでルート取りに気を使う事はない。
一部に細尾根の箇所もあるが、全く問題はない。ドンドンと下って行き、ロープ場が出現すると激下りの始まりだ。しかし今日はアイゼンを履いているので、滑ることはない。爪を引っ掻けないようにだけ気を付けて下る。
正面の下方向にモミジ谷とカヤンボ谷の合流点が見え、やがてそこに下り立ち、合流点を渡渉し林道に出て、アイゼンを外した。

林道をブラブラ下って行き、水越峠の水場でアイゼン・ストック・靴を水で洗い、駐車地のバス停横に戻り今日の行程を終える。

 
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水越峠バス停の横に駐車
到着時は駐車している車はなかったが、出発直前に後続車が到着。その人(単独さん)にはモミジ谷入口で追い抜かれる

水越峠 ガンドガコバ林道入口
林道は入口から残雪があった。
積雪は薄く、凍ってもいなかったのでアイゼンは不要

日が当たる場所は、雪はナシ
正面は P960 太尾塞跡

金剛の水

カヤンボ
橋を渡ればダイトレへ。ここは林道をそのまま数十メートル先のモミジ谷入口まで進む

モミジ谷への入口でアイゼンを装着。今日は凍っているところを歩くので 10本爪のアイゼンにした。
ストックは雪用のバスケットに付替えている

モミジ谷に突入
既に多くの足跡がある、モミジ谷はこの時期は歩く人の多い人気のルートだ

渡渉を繰り返しながら登って行く

支谷に見えた小さな滝の横は凍っている

第5堰堤の下
ほぼ凍っていた

分岐 第6堰堤(氷瀑)は右の谷へ。
ほどんどの足跡は右側だが、左の谷と中央の尾根にも足跡があった。

第6堰堤が見えてきた

先週末の寒波で、ほぼ凍っていた

氷瀑の下部

氷瀑 中央部のアップ

滝の右側から染み出ている滴が完全に凍っていた

滝口
上の堰堤も凍っていた

堰堤を横から見たところ
厚く凍っている

谷は荒れているが、シッカリした足跡があるので、全く問題なし

本流分岐
下を向いて歩いていたら、本流側(左)に進んでいたので、確認のため一旦この分岐まで戻る

右側の谷
右の谷に入ると、葛木神社の裏側の巻道に出る。右の谷に入り山頂に向かうのが一般的

左側の谷(モミジ谷本流)
今回初めて、左の谷に入る。いつもは本流側の足跡は薄いが、今日は足跡は二分されていた

この分岐は、テープの指示に従い左の谷に進む。地形図上では分かりにくい谷分岐だ

この先で左側の尾根に取り付く

尾根に上がった所を振り返って
左側から登って来た

山上道路に出合う
一ノ鳥居と葛木神社の中間点

左側から出てきた

向かいの葛城山には積雪は部分的に白いものが見える程度

葛木神社
いつも通り、山歩きの無事を祈願

マイナス 1℃
思った以上に気温は高い
風もほとんどなく、登りでは汗をイッパイかいた

国見城址

パンで小腹ごしらえをして、服を1枚脱ぎ、次の目的地の二ノ滝の氷瀑見学に出発

六地蔵
山頂到着が少し遅れたので、今日は「タカハタ道」からツツジオ谷に向かわず、ここを左に折れ直接ツツジオ谷に向かう

ツツジオ谷の上流
水の表面は完全に凍っている
アイゼンの氷の噛む音がガリガリと響く

夏場は藪の多い所らしいが、この季節は問題なし
今日は足跡も多かった

谷・尾根道の分岐点
帰路は尾根道から登り返す予定

三ノ滝?下の氷のカーテン

三ノ滝かな?
傾斜が緩やかなので、完全に凍っていた

二ノ谷の遠景

二ノ谷の全景
完全に凍ってなくて、3ヶ所が融けて穴が開いている

滝の下部

滝壺と滝の落ち口の上部は氷結している

尾根ルートから、尾根に登り返した

六地蔵まで戻って来た
往路はココから右にツツジオ谷に下った

国見城址
お昼時なのでベンチはイッパイ
運よく食事を終えた人のベンチが空いたので、そこで昼食開始

アルミ鍋ラーメンと食後のコーヒーで温まり、いつも通り遊歩道経由でちはや園地に周回に向かう

金剛山遊歩道でロープウェー山上駅・ちはや園地に周回に向かう。 霧氷があればきれいな所なのだが

ロープウェー乗り場
中央右のピークが岩湧山

「ちはや星と自然のミュージアム」より
今日は大峯・台高方面に展望はない

ちはや園地
ウィークデーなので閑散としている

湧出岳 一等三角点

一ノ鳥居
下山路はイシブテ尾根のつもりであったが、ここで気が変わりサネ尾から下山することにした

ダイトレよりサネ尾への分岐地点

三股分岐

二股分岐
モミジ谷の第五堰堤に とあるが

ロープ場の激下りが始まる

モミジ谷とカヤンボ谷の合流点が見えた来た

林道に到着

左の谷がカヤンボ谷、右がモミジ谷、中央はサネ尾

アイゼンを外す

水越峠に到着
峠の水洗い場でストック・アイゼン・靴を水で洗う

無事に駐車地に戻る
 
 
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